カリカリ梅と言えば、お弁当に入れるだけでなく、駄菓子としても販売されるおなじみのものですが、梅干しとの違いはご存知でしょうか?
なかにはカリカリ梅干しを略してカリカリ梅だと思っている方もいるかもしれませんが、実はハッキリとした違いがあるのです。
また、なによりカリカリ梅の魅力は食感ですが、あのカリカリ食感はどうして生まれているのでしょうか。
なんて堅苦しく始めてしまいましたが、今回は、カリカリ梅を楽しむ知識と簡単な作り方についてのお話です。
内容は、カリカリ梅ほどカリカリ硬くではなく、梅干しのように柔らかく読んでもらえると幸いです。

カリカリ梅と普通の梅干しの違いは?

カリカリ梅と梅干って、普段はあまり意識しませんが、ハッキリとした違いがあるのです。
まず原料に違いがあり・・・といっても梅を使うことに違いはありませんが、カリカリ梅は未熟な青梅を原料として、梅干しはある程度熟した梅の実を使う点で違いがあるのです。
ちなみに梅酒でも青梅を使いますし、見た目が青梅でも収穫して日にちが経つとカリカリ感が薄れてしまうこともありますのでお店で青梅を買う場合には、入荷したてを購入してください。
そしてカリカリ梅と梅干の一番の違いは、作り方の違いです。
どちらも塩に漬け込みますが、梅干しは塩漬けの後で天日干しをして、天日干しの後で本漬けをしますが、カリカリ梅は塩に漬け込んだだけで天日干しはしません。

役に立つかは微妙なところではありますが、カリカリ梅と梅干は違うんだなと知っておけば十分でしょう。
というわけで次の項目では、すでにチラっとお話ししているカリカリ梅の作り方についてお話ししていきます。

カリカリ梅の作り方を教えて!

カリカリ梅は、梅の中に含まれているペクチンがカリカリとした食感を生み出しているのですが、ペクチンは水に溶けてしまうことから時間が経つと流れ出てしまいます。
ペクチンにカルシウム分を加えることで、ペクチン酸カルシウムとして梅に残ったままになりますので、カリカリ梅の食感を保つことができるようになるのです。
つまりカリカリ梅を作るポイントは、カルシウムを加えることなので、カルシウム分を含む粗塩を使うか、卵のカラを一緒に漬け込むとカリカリ感が保たれるのです。

では作り方の手順ですが、まずは青梅を用意しますが、前の項目でお話しした通り、購入する場合は入荷してすぐの青梅を選ぶようにしてください。
塩は青梅の10%~20%の量を準備し、卵のカラはよく洗ってからお茶パックに入れます。
塩の量は好みもありますが、後からシソの塩漬けを加える場合には、気持ち塩を少なくしておきます。
青梅は一晩水に浸けてアク抜きをし、ひとつずつ竹串でヘタを取り除きます。
キッチンペーパーの上に並べて水気を取ったら、青梅に塩を強めにすりこんで、残りの塩と卵のカラも容器に入れて保管します。
数日で梅から水分が出てくるので、一度梅を取り出して上下を入れ替えて再度保存します。
だいたい1ヶ月で食べられますが、色を付ける場合はこのあとにシソの塩漬けを容器に入れます。
初めて作る場合には、塩の量をどのくらいにするのかが悩みどころですが、もっと簡単で早く食べられて失敗のない方法もあります。
その方法は・・・次の項目でお話ししていきます。

簡単で失敗しないカリカリ梅の作り方

基本となるカリカリ梅の作り方は、前の項目でお話ししたのですが、塩で漬ける場合には、塩の量をどうするかが問題となってきます。
塩の量は好みですので、実際に何度も作って自分にとって理想の量を見つけ出すのが一番です。
では、初めてでも失敗しない方法は、青梅を醤油漬けにすることです。
作り方も簡単で、青梅を洗ってヘタを取ったあと、水分をとって乾燥させたら容器にいれて、梅がヒタヒタにつかるまで薄口しょうゆを入れたら終わりです。
早ければ3日、遅くても1週間で食べられるようになりますので、梅をしょうゆから出して、冷蔵庫で保管してください。
残ったしょうゆも梅風味のしょうゆとして、料理に活用できますので、まさに一石二鳥と言えるでしょう。
また、お茶パックに鰹節をいれたり、みりんをくわえるなどアレンジも可能ですし、味を変えて少量ずつ作ることも可能ですし、1ヶ月程度で食べてしまうのであれば、カルシウム分を加えなくても、カリカリ感も残るでしょう。

まとめ

今回は、カリカリ梅についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
カリカリ梅は、梅を塩で漬けこんだもので、梅干しは塩漬けのあとに天日干しを行う点で、カリカリ梅とは違っています。
天日干しをしない分、カリカリ梅の方が家庭向きなのですが、塩加減は初めてではうまくいかないこともあります。
お手軽なのは青梅のしょうゆ漬けで、すぐに食べられて失敗も少なく、残ったしょうゆも料理に使えてお得です。
一度は家庭でもカリカリ梅を作ってみてはいかがでしょうか。