卵に旬があるって知ってましたか?
私はまったく知りませんでした!
だって、卵はスーパーでいつ行ってもみかけるうえ、1年中お値段も安定していますから。
聞いた時、
「いや、でもおかしいな。いまどきそういう季節とかあるなら、ぜったい、スーパーのコーナーにそういう季節を大々的に謳ったポップ広告とかのぼりとか立っていて、いやがおうでも目に入ってくると思うのに……」
と思って調べたら、なぜスーパーでそういう広告をやってないのか、理由がわかりました。
理由は、季節によって味が変わるのは、有精卵のみ。
つまり、スーパーで私たちが普段目にするような卵には、関係ない話だったからです。
な、なるほど!!それじゃあ、スーパーだって下手に便乗広告を出せませんよね。
調べたところ、昔はニワトリも、ほかの鳥同様、春から夏にかけて産卵して子育てしていたんだそうです。
そうか!だからヨーロッパのお祭り、イースターでも卵が春の象徴として使われているんですね!
この時期の有精卵は、ほかの季節にくらべ栄養価も高くおいしいんだそうです。
言われて途端に食べてみたくなりました。
しかも、せっかく食べるのなら、その美味しさがわかるようなシンプルな食べ方がいいですよね。
例えば温玉とか。
そういうわけで、今回は基本の温泉卵とそれを使ったレシピをご紹介します。
基本の温泉卵の作り方
基本の温玉
材料:2人分
卵 2個
水 1ℓ
作り方:
1)小鍋にお湯を1ℓ沸騰させ火を止めます。
2)割れないようお玉でゆっくりと卵を鍋に入れ蓋をし、夏場は12分、冬場は14分たったら温玉を取り出します。
コツ・ポイント:
放置時間は、お使いの鍋と部屋の気温と卵の数によって変わってきます。
何度か作ってみて、お好みの固さになる時間をみつけて頂けたら。
その際、コツは、出来るだけ条件をそろえるため、
1)同じ鍋を使うこと、
(我が家ではごく普通の煮物用の雪平(直径20センチ、深さ9センチのアルミニウム合金)を毎回使っています。)
2)必ずコンロからおろすこと
(おろさないとコンロからの余熱で熱の通りが変わってきます。)
この2つの他に、もし可能なら、
3)鍋に入れる卵の数を同じにすること
(1個入れたのと2個入れたのでは、水温の下がり方が変わります。)
この3つの条件をあわせることで、あとは季節による室温との兼合いで、夏なら〇分、冬なら〇分とそれぞれのご家庭で季節ごとにマニュアル化できるかと思います。
温泉卵を使ったレシピ
温玉かけごはん
材料:1人分
ほかほかご飯 どんぶり小
万能ねぎ お好みで
刻みのり 少々
めんつゆ 大さじ1
作り方:
1)どんぶりなど大きめの器にご飯をよそり、まんなかに温玉、その上から万能ねぎ、きざみのりを散らし、めんつゆをかけたら完成です。
コツ・ポイント:
※あったら大葉を刻んだものをのりや葱と一緒に散らしても美味しいです。
※また、いりごまなどもよく合います。
温玉うどん
材料 (2人分)
うどん玉2つ
温泉卵 2つ
ねぎ(小口切り) お好みで
かつお節 1袋
■うどんつゆ用
水 800cc
本だし 大さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 小さじ1
■きつね用
油揚げ2枚
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
作り方:
1)油揚げを千切りにして湯通しし、しょうゆ大さじ1、砂糖1、みりん1、水大さじ2で、水分がなくなるまで中火で煮ます。
2)うどんつゆ用のすべての材料を小鍋に入れ沸騰したらうどんを加えます。
3)うどんがほぐれてあたたまったら丼に移します。
4)うどんのうえから温泉卵、きつね、ねぎをそえて完成です。
5)お好みで七味をかけてお召し上がりください。
まとめ:
いかがでしたか?
いや、でも、春は有精卵がおいしいのはわかったけど、でも、放し飼いの鶏の卵なんて、どこで手に入れたら?
なーんて心配はご無用です。
イマドキ、インターネット通販ですぐお取り寄せできちゃいます。
卵本来の甘さがあじわえるという季節の卵の味、ぜひ試してみたいものですね。