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りんごの季節は秋から冬。
夏場はばら売りしか並ばなかったスーパーの果物コーナーに袋入りのリンゴが安く並ぶようになると、今年もアップルパイの季節がやってきたか!とウズウズします。
海外では食後のデザートは特別なものではなく、夕飯の支度をする流れの中で当たり前のように用意する一品――――なんてよく聞く話ですが、日本生まれ、日本育ちの私には縁のないハナシです。
それでも子供の頃、海外の本でそんな記述を読むたび、そんな夕飯のあとの当たり前のデザートの味というものにずっと憧れていたんです。
日本でアップルパイというと、パイ生地の繊細な層がサクサクのこれぞ高級お菓子!って感じのフランスの折パイが主流ですが、私が長年憧れていたのは、おばあちゃんやお母さんが子供の為にサッと作ってくれる素朴で田舎風のアメリカンアップルパイ。

そんなわけで、そんな私が大人になって何回もの試行錯誤のすえたどり着いた我が家の素朴でおいしいアメリカンアップルパイのレシピを今日はご紹介します。

生のりんごを使った素朴で簡単なアメリカンアップルパイレシピ

アメリカンアップルパイ

材料:ミニスキレット型1つ分
薄力粉 50g
強力粉 50g
無塩バター 50g
砂糖 大さじ1
シナモンパウダー 少々
塩 ひとつまみ
冷水 大さじ1
ウイスキー 大さじ1
パウダーシュガー 少々

※りんごのフィリング用
りんご(中) 1個
白砂糖 大さじ4
薄力粉 大さじ2
シナモンパウダー 適量
ウイスキー 小さじ1
レーズン 大さじ2

作り方:
1)薄力粉と強力粉をふるいにかけ、ボールで混ぜ合わせます。
2)砂糖、塩、シナモンパウダーを加え、シナモンパウダーの色が粉に対し均一になるまで泡だて器でかるく混ぜ合わせます。
3)無塩バターを1・5センチ角の角切りにし、2に合わせます。
4)全体がサラサラになるまで、指でバターと粉をすりつぶすように混ぜ合わせます。
5)4にラム酒と冷水を少しずつ加え混ぜ合わせます。
6)ラップをして冷蔵庫で30分寝かせます。
7)りんごの皮を切り、5ミリ幅程度のいちょう切りにします。
8)ボールにりんご、レーズン、砂糖、薄力粉、シナモンパウダー、ウイスキーを入れ、混ぜ合わせます。
9)タネを1/3と2/3に分け、それぞれ丸めます。
10)スキレットにまんべんなく、分量外のサラダオイルを塗ります。
※スキレットのなかだけでなく、ふちの外側や上部もしっかり塗ってください。でないと焼きあがった時、パイがスキレットからはがれなくなります。
11)2/3の方を綿棒で引き延ばし、スキレットに敷きます。
※はみ出た部分はあとで使うのでそのままで、出来るだけはみ出た部分が均一になるよう軽くふちを引っ張って整形して均してください。
12)8のフィリングをスキレットに敷き詰めます。
13)残り1/3の生地を引き延ばし、パイに蓋をします。
14)上の蓋と下の台にはみ出た生地を重ね指でおし潰しながら、ふちの上に厚みのある土手を作っていきます。
15)パイの周りに作った土手を一周、フォークで押さえます。
16)パイの表面に、4~5か所、放射状に切れ目をいれます。
17)220度に予熱したオーブンで30分焼きます。
18)上からふるいで粉砂糖をかけたら完成です。

コツ・ポイント:
※フィリングを入れる際、汁をどの程度入れるかはお好みで加減してください。汁をすべて入れると、それだけ崩れやすくなります。その場でしか食べられないホームメイドならではの贅沢な味ということで、ご家庭でご家族の方や気の置けないおともだちと食べる時には、すべて入れてしまっていいと思いますが、お持たせやプレゼントの時は、輸送中ふくめ、汁が流れ出してしまうと服を汚してしまうので、ほとんど入れない方が安心かと思われます。

まとめ:
いかがでしたか?焼きたてアツアツのアップルパイにアイスクリームを添えて食べると絶品です。
もちろん、冷蔵庫で十分冷やして食べても美味しいです。
さらには、いちど冷めたものをもう一度温め直しても、りんごのフィリングとパイがなじんでとても美味しいです。
ぜひお好みの食べ方でお楽しみください!